sora -interview-
本人達は嫌がるかもしれないけど、紛れも無く愛を持ってこれまで八王子を拠点に活動を続け、どこか良い意味で泥臭く、個々の人間味が音や演奏に滲み出ているかの様ないつでも等身大な姿をみせてくれた素晴らしいロックバンド”sora”が遂に解散してしまった。
今まで彼らはファンジンやフリーペーパー等を除けば大きなメディアに取り上げられることもなく、ましてやインタビューなんてどこにも掲載されてなかった。しかし、例え世間一般的に有名じゃなかったとしても彼らの様に僕らの知っている奥底の音楽シーンには心の底から震えさせてくれる格好良いバンドが沢山いて少しでもそれにふれる事が出来る機会が増えればもっと違う状況になっていくんじゃないかってまだ僕は思っていて、、、彼らにとってはこの機会は遅すぎたかもしれないけど、最後にこうして彼らの人間性や音楽への向き合い方にしっかりとふれる事が出来た事が僕らのこれからにも繋がっていくんじゃないのかなとかそんな風にも思えるのです。
なんて少しまじめかつエモーショナルな書き方しましたが、実際は普段から仲の良い友達へのインタビューなのでちょっとゆるいです。。でも内容はしっかりと最初で最後となったアルバム「灯台の上で待つ」についての話や今回の大きなテーマである解散の話とかこれまでの活動の全てをここに記録しました。インタビューページを作ったのは初めてなので少し読みにくい部分もあるかもしれませんが、このページはいつでも見れるのでのんびり読んでみて下さい。
■ 今回は内田健太(Vocal,Guitar)、山口ねろ(Drums)、三田村典慶(Guitar)の3人とゲストで今までsoraの活動の影に居続けた野口亮人(NEOTENY/eleventh)がインタビューに答えてくれました。残念ながら坂元祐介(Bass)は日程の都合で参加出来なかったので彼への質問があればmostoffrec(at)gmail.comまたは、彼が別で活動しているアート集団”にがウーロン“まで直接飛ばしてください!
■テキスト:佐藤洋介
■編集:外浦 剛志
■写真:大池祥子/池田翔
-じゃあいきましょうか(笑)。まずは自己紹介からいきますか
内田 soraのギターと唄をやっている内田です。
ねろ ドラムのねろでーす。
-普通は結成の経緯とかから聞くんだけど…一応いっとく?(笑)
内田 いこうか(笑)
-わかった(笑)じゃあ結成からこれまでの経緯を教えてください。
内田 創始者お願いします(笑)
ねろ (笑)えーと高校卒業してすぐくらいかな、うっちーとのりさんとあと高校の友達で茅ヶ崎の海に遊びに行ってその帰りに松屋だっけあれ?吉野家だっけ?
内田 立川だよね
ねろ いや、帰りの道だよ確か
内田 あ、そう
ねろ 立川から出発して帰り道に寄った牛丼屋で、おれがのりさんにバンドやんない?みたいな事言ってそん時結構envyとかすげーはまってて、んでなんかそういう感じのバンドやりたいつってでまあ、そういうのを元々のりさんに教えてもらってたから、そういう感じのバンドがいるよーみたいな感じでそれでのりさんにそういうバンドやんない?って聞いたらいいよーって
内田 最初はその二人だよね
ねろ うん。最初はその二人だったんだけど、そんでとりあえずギターとベースがいねーからうっちとあと坂元に手伝ってもらうかみたいな感じで誘って
内田 サポートメンバー(笑)
ねろ そう。最初はサポートメンバーだった(笑)
-皆は学校一緒だったの?
ねろ うっちーは高校も一緒でその時コピバンを一緒にやってたのね。のりさんもうっちも。坂元は南平高校だったからおれの友達の友達とかで知り合って、一緒にバンドやった事とかもコピーだけどちらちらあってベーシストって言ったら坂元くらいしか思い付かなかった(笑)
-ベース…っていったらあいつかあみたいな(笑)
ねろ そうそう(笑)近場にも居たんだけど、そいつはちょっと激情って感じじゃねーなって
-坂元は激情感あったんだ?顔的に?(笑)
一同 爆笑
ねろ (笑)そんな感じ。
-うっちーは他にバンドとかやってたの?
内田 おれは、ねろとバンドやっててオリジナルか一応
ねろ あ、一応オリジナルのバンドもやってたね
内田 ま、高校の頃の部活でも一緒にやってたし、そのオリジナルのツインヴォーカルのバンドやって。
-あー例のね(笑)
内田 (笑)
-ちなみにどんなバンドだったの?(笑)
ねろ (笑)ネイブっていうバンドで、そんでツインヴォーカルで…まあなんか一応ハードコアを標榜してたんだけどなんだろうなあれ…ミクスチャーみたいな感じなのかなあ?
内田 うん。たぶん誰もハードコアを聞いてないから
ねろ そうそう。ハードコアつったらおれらの中ではヌンチャクとかマイナーリーグとかだったからさ。。
-ツインヴォーカル流行ってたもんね
ねろ そうそうそう。そん時は結構あの宇頭巻とかさあ、その辺の重い系のミクスチャーとか全盛期だったからその延長線にある様な感じのバンドをやってて(笑)
内田 ハードコアってよりはそういうのをやりたかったってだけ。それでそれを誰かがやめたいって…もう限界だってなって(笑)
ねろ 早いよね(笑)2回くらいしかライブやってないもんね
内田 (笑)それが終わってから…まあsoraの始まりにながれていくっていう。みんな暇になったから(笑)ねろはねろでなんかやりてーつってそれをのりと話して、ながれでおれにも話がきたっていう感じ。
-その時うっちーはenvyとか知ってたの?
内田 のりから借りて聞いたけど、別になんか、、よくわかんねーなって
-皆が集まった時にenvyとかみたいのやろうって話はしたの?
ねろ うん。一応うちで一回集まったんだけど、その時は坂元ほぼ、まあおれもそんなに仲良くなかったし、ましてや、他の二人もそんなに仲良くないから、、、
内田 おれははじめましてだったから(笑)
ねろ めっちゃよそよそしかったよね。(笑)
-そこでうっちーはさかもっちゃんと出会う訳だね(笑)
内田 そうそう。坂元も昔はまだ皆に心を開く前だったから(笑)
のぐ とんがってたからな(笑)
-そうなんだ(笑)
内田 (笑)他三人は同じ高校だからさ、一応それなりに言葉を交わしてるけど、坂元だけおれからしたら真っ白な状態で来たから(笑)
-さかもっちゃんもenvyとかが好きだったわけじゃなくねろ君が誘ったからきただけなんだね。
のぐ 坂元はねーBALZACとかが好きだった。
-あーそうなんだ。(笑)
一同 爆笑